【追記しました】この記事はイラレアップデートに伴い2015年12月1日に一部追記しました。

ついにクリエイティブクラウド(Creative Cloud)に乗り替えました。

この記事ではCC2015を実際に使ってみた感想と不満点、あとは良くなってると思った点を「個人的な視点」でお伝えしようと思います!

※あくまで個人的な視点での意見なのでご理解下さい。

 

↓CC2015の起動時に出る画面。ただならぬオーラを感じる…
cc2015_AI

 

「アドビソフトのアップデートはしばらく見送るのが正解」とかって聞いた事ありませんか?

初期の不具合が多い事で有名になってしまってるアドビソフト。

アドビイラストレーターも例に漏れず即アプデはそこそこ危険な行為。

 

実際にクリエイティブクラウド導入に迷ってる人は是非最後まで読んでみてください。

 

ちなみに現在のイラストレーター最新バージョンはCreative Cloud 2015です。

(Creative Cloud 2015年バージョン/以下CC2015と略します)

アドビソフトの今後におけるバージョン名はCC20XXと、一年ごとに年数を付けていくっぽいですね。

 

CC2015に乗り替えたきっかけ

先日、私が使用してるパソコンがぶっ壊れました。

なんとかHDDから全てのデータは吸い出せたものの、新しいPCを買い替えざるを得ない状況に。

 

そこで、

「どうせ買うならアドビソフトがサックサクに動くようにマシンスペックを上げちゃおう!」

と思って高スペック(処理速度が半端ないやつ)なパソコンを買いました。

 

アドビのCC2015シリーズはそこそこ高いスペックを要求してくる代わりに格段に処理能力がアップしてるらしい。

しかも最近になって動画編集とかに興味を持ち始めて来ちゃって…アフターエフェクトとかプレミアも使いたい衝動が…

イラレのベクターデータもそのまま取り込めるみたいだし…

 

と、色々悩んだ結果、費用対効果の高いCC2015導入に踏み切りました。

 

月額料金ですが、毎年新バージョンを購入する事を考えるとかなりお得です。

 

しかも今なら8月28日まで限定で月額980円キャンペーン中みたいです。

上記キャンペーンは終了しましたが、定期的にキャンペーンを開催するので公式サイトを随時チェックする事をオススメします。

イラレ980円ラストチャンス

 

イラレ単体プランなら月額980円とか、少し前じゃ信じられないほど手に入れやすくなってますね。

 

イラストレーター単体プラン月額980円

 

私はイラレの他にも

  • フォトショップ
  • ブリッジ
  • アクロバットプロ
  • アフターエフェクト
  • プレミア
  • フラッシュ
  • ドリームウィーバー

 

辺りも使いたいのでコンプリートプラン月額4,980円で契約しました。

これだけのソフトをこの月額だけで使い放題+常に最新バージョンと考えたら

 

「アドビ…あなたが神か!」

 

と拝みたくなるくらい太っ腹設定だなと思います。

しかも学生ならさらに安い!学生が羨ましいです。笑

 

初めてアドビソフトに触れるって人はまずは30日間使い放題の体験版をダウンロードしてみるのが良いと思います。

当サイトの「イラストレーター初心者講座」を読みながら30日間しっかりとトレーニングすれば中級者レベルにはイラストレーターを使えるようになると保証します!実際にたくさんの方からお喜びのコメントを頂いてます。講座のページのコメント欄をご覧ください。

→初心者はこちらから30日間無料トレーニング!

 

無料期間が終わったら単品プランの契約が良いと思います。

欲をかいて使わないのにコンプリートプランを契約してしまうのは宝の持ち腐れになってしまうだけです。

 

ちなみに今の価格設定だと使いたいのが2つのソフトまでだったら単品プランの方がお得です。

3つ以上使いたいソフトがある場合はコンプリートプランの方が安くなるっぽいですね。

 

CC2015はまだ不完全?※追記アリ

アドビは最近、イラストレーターをCC2014→CC2015へとアップデートしました。
2014から2015への変更点で大目玉だった自動保存機能ですが、確かに強制終了(クラッシュ)した後にそのデータを開いてみると[復元]という名前がついて保存されていました。

 

自動で保存する時間の間隔も30秒~1時間まで選べます。

自動保存の間隔

 

これはすごい便利!!

・・・と言いたいところですが、それが素直に言えないんです。

なぜかと言うと2015にアップデートしてから不必要な強制終了が発生してるからです。

 

これはあくまで私の憶測ですが、強制終了の救済策として搭載された自動保存機能が自動保存機能を付けたことで強制終了しやすくなったという本末転倒なことが起きてるんじゃないかと。笑

 

そこで私は現在、目玉機能の自動保存をOFFにして使ってます。

マシンスペックを上げたのにクラッシュするとほんと涙目です。

 

特に「Web用に保存」するときのクラッシュ率がやばいです。3回に1回はクラッシュします。

確率で言うとなんと33.3%!

CC2015強制終了

 

保存の度にこの画面が出ないかドキドキして嫌な気分です。

もういい加減アドビに文句でも言ってやろうかと思い公式ページへアクセスしたら既に文句言ってる人が数多くいるみたいで「Adobeではこの問題を認識しており、現在調査中です。」とのこと。

 

公式アナウンスで見つかってるCC2015の問題点は以下の通り。

  • Windows環境で強制終了してしまう
  • 既存ファイルを開くと何も表示されない(レイヤー等は表示される)
  • 新規作成でファイルが真っ黒になる
  • ファイルの中にギザギザの線が現れる
  • 線の太さが一定にならない
  • 点線が実線になる
  • 「Web用に保存」を選ぶと強制終了する

やばいやばいやばい。笑

私は今のところWeb用に保存の不具合のみしか確認してませんが、これ仕事で使ってる人は大問題ですよ!

 

ただでさえクリエイティブな仕事は時間が掛かるのに、こんな無駄なところで時間掛かってはストレスが溜まる一方です。

 

もう少しすれば修正アップデートが入ると思いますが、昔から言われてる「アドビソフトの新バージョンはしばらく見送れ」というのはまだ健在のようです。

【追記】

2015年11月末頃にイラストレーターCC2015の大型修正アップデートが入りました。アップデート後は強制終了が一切なくなりました。Web用に保存も以前より処理が早くなってる感じがして快適です!

私の環境で上に記載したCC2015の問題を全て試してみましたが、アップデート後は全て問題ありませんでした。

やっと声を大きくして言える時が来ました。

 

イラストレーターCC2015最高!!

 

—-追記ここまで—-

 

 

じゃあクリエイティブクラウドにしない方がいいの?

と、先に不具合をお話したのでそう思うかも知れません。

ですが結論から言うと、

 

クリエイティブクラウド超おすすめ。

 

特にCS4以下のバージョンを使ってる人には自信を持っておすすめできますね。

 

ただしCC2015はそこそこ高スペックなパソコンを必要とするのでパソコンのスペックを良く確認してからアップデートして下さい。

体験版をダウンロードしてしっかり動作するか確認した方がいいです。

 

この記事は2015年8月に書いてますが、先にお話ししたアドビが認識してる不具合は修正アップデートで間違いなく修正されると思います。

 

それなので先に話した不具合は全く心配する必要はありません。

 

実際、CC2015ではかゆいところに手が届く仕様変更が数多くあります。

全体的に見ると上級者が捗るようになったと言うよりは、初心者が取っ付きやすくなった感じですね。

 

「お~!この作業が一発で出来るようになった!」

的な変更が多い印象です。

 

これから先は、

CS4→CC2015にアップデートした視点

でお話します。

 

他のバージョンからアップデートする場合は多少異なる部分もありますのでご注意を!

 

 

CS4からCC2015にして良かった点 ベスト3

 

1位、日本語書体(フォント)検索の強化

正直これがCC2015をおすすめできる一番のポイントです!

CS6までのイラストレーターは英文書体ならアルファベットで検索すればヒットしましたが、日本語書体だけは自力で探し出さないとダメでした。

 

それがなんと日本語検索して探してる書体がヒットするようになりました。

 

例えば書体の検索窓に「小塚ゴシック」と検索すると

日本語書体検索

 

 

このようにインストールされてる小塚ゴシック書体が一覧表示されます。

これほど素晴らしい機能がなぜ今まで搭載されてなかったのか不思議なくらいです。

これだけでもうCC2015の虜(とりこ)ですよ!前のバージョンには戻れない!

 

2位、破線(点線)の処理が選べるようになった

これはずっとなんとかして欲しいと思ってた部分ですが、ついに実装されました!

※破線処理はCS5から実装された機能です。

 

これを見て下さい。

CC2015破線の違い

 

CC2015の破線の美しさ…うっとりしちゃいますね。

 

今までこの破線に苦しめられて来たデザイナーの数は星の数ほどいると思います。

その無駄な努力からついに解放される時が来ました!

※上級者はブラシに専用の破線を作って登録してます。

 

しかも以前の処理(画像のCS4)の方が良かったのに・・・という場合はそちらも選ぶことができます。

素晴らしい。

 

 

3位、ソフトの処理速度が格段とアップ

私の場合はマシンスペックを上げたからという理由もありますが、実際に処理速度を強化したとアドビは言ってます。

 

重い処理をするときの時間が

体感で半分以下

になってます。

 

これは単純に作業時間の短縮につながるので嬉しいですね。

 

ほかにも色々追加されてます

マイベスト3はこんな感じですが、他にもCS4から比べると色々追加されてます。

  • 曲線ツール

曲線ツール

 

  • 線幅ツール

線幅ツール

 

  • シェイプ形成ツール

シェイプ形成ツール

 

  • 文字タッチツール

文字タッチツール

 

  • 遠方グリッドツール
  • 遠方図形選択ツール

遠方グリッドツール

 

  • オリジナルツールパネルが作れる

ツールパネルすっきり

 

こんな感じです。

全体で見れば他にも追加されてる機能もあると思いますが、私の環境で使うのはこのくらいです。

 

特にCS5以降に追加された「線幅ツール」は便利ですね。

線幅ツールの使い方

 

こんな感じで使います。

 

今までは線の強弱を付けたい場合、内周りと外周りの2回トレースしてましたがこのツールのおかげでその手間が省けました。

3位は線幅ツールと迷いました。

 

他のツールも便利ですので気が向いたら各ツールの使い方の記事でも書いてみようかと思います。

気が向いたら…(小声)

 

CS4からCC2015にして感じた不満点

 

長押しで出るツールパネルの表示速度が遅くなった

これは私の体感ですが、CS4では感じたこと無かったのできっとCC2015で遅くなってるのではないかと思います。

 

どういうことかと言うと、例えばグループ選択ツールを使いたい場合に

グループ選択ツール

このようにツールを長押しして一覧を表示させてグループ選択ツールを選ぶ必要があります。

 

その際に右にボックスが出てくるまでの速度が遅くなった気がします。(あくまで個人的な体感速度ですが)

 

CS4ではツールパネルを押してすぐ右へカーソルを動かすと一覧が表示されたのですが、CC2015では表示されずストレスになりました。

 

そこで新しく「オリジナルツールパネルが作れる」機能が追加されたので、隠れてるけど良く使うツールはワンクリックで選択出来るように設定して不満を解消してます。

 

オリジナルツールパネル機能があって良かったです。

むしろこの新機能のおかげでツールパネルを長押しする機会が激減しました。

 

ツールパネルが横に2個並びますが、長押ししたツールを横にひっぱって沢山画面に出しとくよりは断然マシです。

ツールパネル沢山表示

 

よく使うツールを引っ張り出してウィンドウ上に配置してた人はかなりスッキリします。

この画像ほど出してる人は流石にいないと思いますが。^^;

 

ツールアイコンの見た目が変わった

ツールアイコンの見た目がCS6以降すべて変わりました。

 

アップデートしてまず一番最初に思ったことが、

「ペンツールの形が変わって使いにくい…誰か助けて…」

でした。

 

私はCS6も平行して使っていたのでCC2015での違和感はなかったですが、CS6を初めて使った時は大変でした。特によく使うペンツールの形が変わってしまうとは・・・。

 

他のアイコンも色々変わってて、ライブペイントのインクが落ちる点が微妙にズレてた時はかなり焦りました。

 

今はもう見慣れてしまいましたが、長年CS5以降のバージョンを使ってた人は覚悟しておいてください。笑

 

私は慣れるのに2週間くらい掛かりました。

まぁ見慣れちゃえばどうってこと無いんですけどね!

 

結果、良い点>>>>>>>不満点

自分で読み返してみたら不満点が割とどうでも良い事でしたね。^^;

 

結果、

CC2015は素晴らしいです!

 

アプデに迷ってる人は体験版だけでも是非チャレンジしてみて下さいね。

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